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ORGANIC GARDEN BOOK
〜オーガニックガーデンブック〜

Organic Garden Bookひきちガーデンサービス 曳地義治/曳地トシ
 この間、すごく素敵な御夫婦にお会いしました。アリサンオーガニックセンターのある日高市の隣、飯能市で化学物質に頼らず自然の力を最大限に利用した庭づくりを続けている植木屋さんなのですが、手作りの自然農薬や病害虫にあいにくい植栽方法、手作り堆肥、バリアフリー対策等々、長年の試行錯誤により会得したオーガニックな庭づくりに関する考えや技術を伝授した本を出版されたということでいろいろなルートをたどり、御自宅にお邪魔して話を伺うという機会を得たのです。御自宅は著作中にも登場しますが雨音堂と名付けられ、建築のプロと共作したこのお家は木がふんだんに使われていて壁には懐かしく暖かみのあるオーガニックわらと土、手漉き和紙を張り建具類には(某ドラマ○の国からで使われ今クローズアップされていますが)廃材をリフォームした物を使い、存在感たっぷりの(でも薪割りが大変な)薪ストーブがありと、とにかくお家を見ただけで何に対しても努力、労力を惜しまず進んでいくタイプの方なんだと感じました。だから手間のかかるオーガニックガーデン作りを職業にできるんですよね。会話していても著作、庭づくりに関しての話はもちろんプライベートなことについてまで、とにかく話の引出しが際限なくある感じのバイタリティ豊かなお二人で、すっかり時間が経つのを忘れ夜中まで長居してしまいました。こんなお二人が描く植木屋さんの世界は本当に内容ぎっしり。庭、自然への愛情にあふれ、私達アマチュアの庭づくりにも役立つ情報が親しみやすくわかりやすい文体で書かれています。庭づくりに関するノウハウだけでなく植木屋さんという職業について、園芸療法という分野に関してなど普段なかなか知ることのできない情報も満載で庭づくりをしない方にも充分楽しんでいただける本だと思います。
 私達がこの会社で扱っている商品の多くはオーガニック、有機製品という呼び方をされています。このオーガニック、有機という単語を耳にする時、私達は単に化学肥料や農薬を用いない農法でつくり出されたものというイメージでとらえていることが多いのではないでしょうか?元来、オーガニック、有機という単語は様々な生物、生命体が密接に結びついて構成される状態を表す言葉なんですよね。まさにこの本の冒頭で書かれているように、いのちがめぐる。これぞオーガニックの原点であり、人間も自然界に巡る命のサイクルの単なる一部分でしかないんだということを改めて感じていただけるんじゃないかな。

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